2010年度(第4回)上級医療情報技師能力検定試験

二次試験結果の概要と講評

1.試験の概要
試験日時:2010年12月4日(土)・5日(日)
試験会場:東京(東洋学園大学本郷キャンパス)
試験内容:論文試験・面接試験
  • 論文試験 面接時の参考資料とする論文1、採点を行う論文2の2種類
  • 面接試験 1人の受検者を3人の面接員で面接
2.試験結果の概要
  2008年度
一次試験合格者
2009年度
一次試験合格者
2010年度
一次試験合格者
受検者数14名21名64名99名
合格者数6名8名24名38名
合格率42.9%38.1%37.5%38.4%

3.講評
 2010年度の上級医療情報技師能力検定試験(二次試験)は、これまでの二次試験と同様に、論文試験と面接試験を行って合否を判定しました。
 論文試験については、課題文を提示し、課題文で述べられている内容や課題文に対する意見を1,200字以上1,500字以内で記述して・「ただく試験を実施し、
  1. 課題の趣旨を正確にとらえているか、
  2. 論旨は明確でよく構成されているか、
  3. 自分の主張は明確か、
  4. 適切な文章が書けているか
の4つの観点から採点しました。採点にあたっては、5名の採点者がそれぞれ、全受検者の解答を読んで採点を行い、その後5名で合議して最終的な評価をつけました。
 面接試験については、3名の面接員で1名の受検者の面接を行い、
  1. 職務経歴書に記載された内容に応じた能力を有しているか、分析力や問題解決力はあるか、
  2. 調整力・統率力・協調性はあるか、
  3. 面接での質問の意味や意図を的確に理解し、自分の考えや意見を明確に表現できているか、プレゼンテーション力はあるか、
  4. 上級医療情報技師となった後の目標を説明できるか、
  5. 面接態度は適切か、
の5つの観点から評価を行いました。
 その後、論文試験の評価と面接試験の評価を総合して、二次試験の合否を判定しました。その結果は、試験結果の概要に記載したとおりで、合格者数は38名(合格率38.4%)でした。なお、合格者38名のうち6名は2008年度の一次試験合格の方、8名は2009年度の一次試験合格の方でした。
 上級医療情報技師能力検定試験は、特定分野の職務経験しかない方には厳しいかも知れません。しかしながら、上級医療情報技師は、幅広い視野をもってプロジェクトリーダなどの役割が担える人を認定していますので、特定分野の職務経験しかない方であっても、医療情報や医療情報システムについて幅広い視野をもっておられれば、合格は可能だと考えています。次回も受検される方は、いま以上に幅広い視野をもてるように研鑽を積んでいただき、合格されることを期待しています。


【二次試験の判定】
第二次試験合格者  38名:上級医療情報技師認定者

  2010年度・上級医療情報技師 二次試験合格 受検番号の一覧
C00002C00003C00005C00008C00010C00012C00015C00020
C00022C00027C00031C00036C00037C00045C00049C00051
C00052C00053C00054C00055C00057C00063C00064C00066
C00067C00070C00071C00072C00073C00074C00076C00079
C00086C00088C00090C00095C00096C00100--


【お知らせ】 合格者の方は氏名公表の可否をお知らせください。
合格者の方は認定手続きを2月末までに行ってください。
成績等については電子メールにて、事務局までお問合せください。hcit-office@umin.ac.jp

過去の結果