2008年度上級医療情報技師能力検定試験(二次試験)結果の概要

医療情報技師育成部会 2009.2.6発表
1.試験の概要
試験日時:2008年12月6日(土)・7日(日)
試験会場:東京
試験内容:論文試験・面接試験
  • 論文試験 面接時の参考資料とする論文1、採点を行う論文2の2種類
  • 論文2については、5人の採点者がそれぞれ全答案を採点
  • 面接試験 1人の受検者を3人の面接員で面接(8つの面接グループ)
2.試験結果の概要
  2007年度
一次試験合格者
2008年度
一次試験合格者
受検者数35名55名90名
合格者数8名16名24名
合格率22.9%29.1%26.7%

3.講評
 2008年度の上級医療情報技師能力検定試験(二次試験)は、2007年度と同様、論文試験と面接試験を行って合否を判定しました。
 論文試験については、課題文を提示し、課題文で述べられている内容や課題文に対する意見を1,200字以上1,500字以内で記述していただく試験を実施し、
  1. 課題の趣旨を正確にとらえているか
  2. 論旨は明確でよく構成されているか
  3. 自分の主張は明確か
  4. 適切な文章が書けているか
の4つの観点から採点しました。

採点にあたっては、5名の採点者がそれぞれ、全受検者の解答を読んで採点を行い、その後5名で合議して最終的な評価をつけました。
 面接試験については、3名の面接員で1名の受検者の面接を行い、
  1. 幅広い視野をもって経験を積んでいるか
  2. 協調性・調整力・統率力はあるか
  3. 上級医療情報技師となった後の明確なビジョンがあるか
  4. 面接での質問の意味や意図を理解し、自分の考え・意見をわかりやすく答えられるか
の4つの側面から評価を行いました。

 その後、論文試験の評価と面接試験の評価を総合して、二次試験の合否を判定しました。その結果は、上述のとおりで、合格者数は24名(合格率26.7%)でした。このうち8名(33.3%)の方は、2007年度の一次試験合格者の方でした。
 論文試験では、試験を行う側が何を要求しているのかを的確にとらえていない方が少なくありませんでした。次回受検される際には、試験を行う側が何を問うているのか、何を答えさせようとしているのかをよく考えて、論文試験に臨まれることを期待しています。
 面接試験では、医療情報や医療情報システムについて幅広い視野をもってみられるかを評価しており、特定分野の職務経験しかない方でも、幅広い視野をお持ちの方は合格しておられます。




【二次試験の判定】
第二次試験合格者  24名:上級医療情報技師認定者

  2008年度・上級医療情報技師 二次試験合格 受検番号の一覧
C300004C300005C300007C300008C300011C300013C300014C300015
C300016C300030C300033C300037C300039C300040C300041C300042
C300046C300052C300054C300068C300069C300081C300085C300087



過去の結果